1840年 ペンシルベニア州地図プリント - フィラデルフィア、ピッツバーグ、ハリスバーグ
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フィラデルフィアを拠点に活動したヘンリー・S・タナーは、1840年にこのペンシルベニア州の地図を発行しました。これは1842年版の『新世界地図帳(New Universal Atlas)』に収録されたもので、30年にわたりアメリカで最も信頼される地図製作者の一人としての名声を築き上げたタナーが、個人として出版した最後の地図帳となりました。この地図にはペンシルベニア運河の側面図が挿入されており、当時の州地図には珍しいほど詳細な技術水準で標高の変化が図示されています。また、W・ブローズによる彫版が施され、各郡を明瞭に区分するために手彩色がなされています。このシートは、「公共事業本線(Main Line of Public Works)」時代の只中にあるペンシルベニア州全域を網羅しています。1834年に完成したこの運河と鉄道の複合システムにより、フィラデルフィアは、ピッツバーグやオハイオ川へと向かう西方の通商において、ニューヨークのエリー運河と直接競合することが可能となりました。
この地図には、フィラデルフィア、ピッツバーグ、ハリスバーグの各都市のほか、ペンシルベニア運河や、メインライン・システムの東部区間として1834年に開通したコロンビア鉄道も記載されています。ハリスバーグは1812年以来州都の地位にありましたが、フィラデルフィアが長年担ってきた州の商業中心地としての役割と比べると、その歴史は比較的新しいものでした。運河と鉄道の回廊の西端に位置するピッツバーグは、オハイオ川への入り口として、またそこからさらに西方へと広がるミシシッピ川全域の通商ネットワークへの玄関口としての役割を果たしました。また、地図にはエリー湖も描かれており、五大湖に面した州北部のわずかな出口を示しています。この詳細な描写は、1840年当時のペンシルベニア州において物や人が実際にどのように移動していたかに焦点を当てて構成されたこの地図を、より完全なものにしています。
フィラデルフィア、ピッツバーグ、ハリスバーグにルーツを持つペンシルベニア州の家系の方や、19世紀半ばの州地図を収集されている方にとって、この地図は格別の魅力を放っています。当店では、クラム社による後の1893年版および1883年版のペンシルベニア州地図や、フィラデルフィアとジャーマンタウンに焦点を当てた1838年のブラッドフォード版の地図2点も取り扱っておりますが、この1840年版タナーの地図は、クラム版よりも数十年古く、またブラッドフォードの都市中心の地図とは異なり、単一の都市圏ではなく運河と鉄道の回廊を中心とした州全体の姿を写し出しています。本品は額装なしでの販売となり、設置場所に合わせてお選びいただけるよう、様々なサイズをご用意しております。












