ウィスコンシン州地図 1855年版 - ミルウォーキー、マディソン、グリーンベイ
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このウィスコンシン州の地図は、ニューヨークのG.W.コルトンのために彫版され、1855年に出版された『コルトンの総合地図帳(Colton's General Atlas)』に収録されたものです。約180枚の地図を収録した同社の意欲的な鋼版画地図帳であり、これによりJ.H.コルトン社は19世紀半ばのアメリカにおける主要な地図出版社としての地位を確立しました。この地図は、同社特有のスタイルで仕上げられており、大胆なフラットカラーで塗り分けられた郡区と、それを囲む華麗な装飾枠が特徴です。また、左下にはミルウォーキー周辺の別枠が挿入されており、これほどの大判の州地図としては異例の、都市単位の詳細な情報が描き込まれています。1848年の州昇格からわずか7年後、入植と鉄道建設によって州の人口と領域が形成されつつあった時代の、成長著しいウィスコンシン州が郡ごとに記録されています。
左下の別枠に描かれたミルウォーキーは、ウィスコンシン州の主要なミシガン湖港としての役割を強調しており、1850年代を通じて同州を大きく変えたドイツや北欧からの移民の主要な玄関口であったことを物語っています。州の東端にはミシガン湖が、北端にはスペリオル湖が広がっており、この二つの五大湖に囲まれた同州の通商は、内陸で建設が進められていた鉄道よりも、湖運に大きく依存していました。中央部に位置し、湖に囲まれた立地から州都に選ばれたマディソンが新政府の拠点となる一方で、入植や通商活動の中心はミルウォーキーのウォーターフロントに集中していました。地図全体にフラットな色調で配置されたウィスコンシン州の郡区は、入植者が北へ西へと着実に開拓を進める中で、州が今まさに分割・形成されつつあった様子を記録しています。
この地図は、ミルウォーキーのウォーターフロントにルーツを持つウィスコンシン州の家庭や、新しい住まいを飾る「バジャー・ステート(ウィスコンシン州の愛称)」出身者、あるいは『コルトンの総合地図帳』の華麗な鋼版画に魅せられたコレクターに最適です。特にミルウォーキーの挿図は、州全域よりもこの都市にゆかりのある方への贈り物として非常に印象的です。また、州 昇格後の10年間に家族が移住してきた歴史をたどる人々にとっても、1850年代半ばの形成途上のウィスコンシンを写し出したこの地図は大きな魅力となるでしょう。額装なしで、コンパクトな書斎用から大きなインテリアピースまで、幅広いサイズでご用意しています。












